歯周病・・・細菌コントロールからスケーリングへ

歯と歯茎の間から入った細菌が歯肉(歯茎)の炎症を引き起こし、歯肉の中にある、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)を溶かしてしまう病気。歯周病になり歯肉が腫れると、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」と呼ばれる溝が深くなり、歯垢がよりたまりやすくなる。

細菌は歯垢をすみかとして増殖するため、歯周病を予防するには、歯垢をためないことが重要。

さらに、歯周病菌が血液を介して、他の臓器にうつることで、脳梗塞や心筋梗塞、肺炎などの全身疾患のリスクが高まることもわかっている。また、妊娠中の女性の場合、低体重児出産や早産のリスクも高まる。

そのため歯周病治療では出血させないことが肝心。聖母歯科医院では、細菌をコントロールし、歯肉がしまってからスケーリング(歯石とり)を行う。確実なステップをとることで、歯石が分離しやすくなり、痛み、出血、知覚過敏を起しにくいスケーリングを可能にした。

2010年3月30日掲載

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