本来持っている、根本的な美しさを引き出します

ホワイトニング、レイヤリング治療で
根本的な美しさを引き出す

「いつも思うのは、その方が本来持っている、根本的な美しさを引き出すということ」
サービスを提供する上で心がけていることについて、豊山とえ子DHは、こう語る。
根本的な美しさとは何か。ポイントは3つある。1つは歳相応の美しさ。「もし、実際の年齢よりも老けて見えるとしたら、必ずといっていいほど、お口の健康が損なわれています」(豊山とえ子DH)。逆に、70歳になっても、80歳になっても若々しく素敵な人は、口の中の健康を維持しているという。
2つ目は、その人が持っていたはずの健康的な美しさ。誰しも、もともとの歯は、虫歯も着色汚れもない無垢な歯だ。また健康な歯肉は、引き締まっていて、きれいなピンク色をしている。

2枚の写真を見せてもらった。まず、左側の写真を見ると、歯並びはきれいで、特に何の違和感もない。ところが、右の写真と比べるとどうだろうか。歯の着色汚れを落とし、本来持っていただろう白さを取り戻すと、圧倒的に印象が変わる。おそらく顔全体が明るく見えるだろう。
「この方は、本当はこの美しさを持っている人なんです。これだけ、ご自分をさらに魅力的に表現することができるのです」(豊山とえ子DH)
そして3つ目は、その人らしい美しさ。多くの審美歯科では、笑ったときに見える歯茎の割合や、噛み合せたときに見える上の歯と下の歯の割合を黄金比率で揃える。つまり、“一般的にきれいと言われる一定の比率”に皆揃えるわけだ。そうすると、どこか人工的な、作られた美しさになってしまいがち。聖母歯科医院がめざすのは、その人の個性に合わせた自然な美しさ。

写真は、奥歯はしっかりと噛んでいるものの前歯が噛みあわず隙間が空いている、「オープンバイト」と呼ばれるケース。一般的には矯正治療を行うが、聖母歯科医院では歯を一本も削らずに、逆に、隙間部分の歯にコンポジットレジンを足すレイヤリングを行った。
「治療後、実は不満が残りました。『誰も気づいてくれない』と(笑)。ゲストから、『歯がきれいになったと誰も気づいてくれない』と嘆かれると、『やった!』と思うんです」(豊山院長)

MIに基づいた、“元に戻せる整形”で
スマイルラインが変わる

歯がきれいになると、人は表情や行動まで変わるという。たとえば、歯並びが悪いことを気にしている人は、話すときも笑うときも無意識に歯並びの悪さを隠そうとして口をあまり開かないため表情が乏しくなりがちだ。
ここでもう1つ、事例を紹介してもらった。左右の2本の歯が奥に引っ込んでいて、歯並びの悪さを気にしていた女性のケースだ。聖母歯科医院で行ったのは、奥にずれている歯はそのまま残して、2本の歯の前面にコンポジットレジンをかぶせるという治療法。元の歯はまったく削らず、コンポジットレジンを乗せているだけなので、「『MI(ミニマム・インターベンション:なるべく削らず、抜かず、体への負担を最小限にとどめて、最大限に改善すること)』の考え方に基づいた、元に戻せる整形」と豊山院長は説明する。おそらく、一般の審美歯科であれば、矯正で少しずつ歯をずらしながら歯並びを直していくという方法が採られるだろう。場合によっては、2本の歯を抜くかもしれない。

治療前には歯を隠しがちに笑っていたゲストは、治療後にはもっと生き生き生きとした笑顔に変わっていたという。
「歯がきれいになると、皆さん、おしゃれをするようになります。まず、ヘアースタイルが変わります。きっと、自分に自信が持てるようになり、心にゆとりが出るのでしょうね」(豊山とえ子DH)
ところで、先の事例は、他の歯科医院に勤める歯科衛生士だ。実は、聖母歯科医院のゲストで最も多い職種は歯科衛生士。それだけ他では受けられないサービスを提供しているということの表れかもしれない。

口の中だけではなくトータルでの健康、美

歯がきれいになれば表情や行動にプラスの影響を与える一方で、逆に、ストレスや睡眠不足といった、生活のさまざまなマイナス要因は口の健康に影響を与える。たとえば、慢性のストレスで唾液の分泌量が減れば、殺菌作用が低下するため、虫歯や歯周病にかかりやすくなるし、歯肉の炎症も起こしやすい。
だからこそ、「お口の中だけではなく、表情や歩き方、姿勢も含めて、前回と比べて変化がないかを拝見するようにしています。歯だけではなく、トータルでの健康、と美を考えています」と、豊山とえ子DHは話す。
歯科医師、歯科衛生士は専門職であり、「歯を治す職人」というイメージがあるかもしれない。しかし、聖母歯科医院は「ボディではなく、ヒューマンをみている」。つまり、ゲストという“人”の根本的な美しさを引き出すことを考える。
「悪くなっている歯を治療するのは当然のこと。これからの時代は、悪くならない歯をつくり全身の健康につなげることが重要」(豊山とえ子DH)
歯質を強化した、細菌がいても溶けない丈夫な歯、メインテナンス後のなめらかな歯は、汚れがつきにくい。丈夫な歯をつくることは、ひいてはきれいな歯をつくることにつながる。
「通院されているゲストの目標は、『治療』から『きれいになること』に次第に変わっていきます。『もっときれいになりたい』という美意識の高い方は大歓迎ですので、そういう方々のニーズに対応できるように、私たちも常に新しい技術や機器、材料について情報を収集し、サービスメニューを増やしております」(豊山とえ子DH)

[参考ページ]
ホワイトニング
レイヤリング

2010年3月30日掲載

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